子育てを通じ教育と学習を考える
昔、恩師から「人は生まれてから死ぬまで学習と教育を繰り返すものだ。」と教わったことがあります。「えー死ぬまで、勉強するの?嫌だ!」と単純にその言葉の意味を何気なくとらえていましたが、就学人、社会人、家庭人と様々なライフステージを歩みながら、その言葉の意味をようやく実感として受け止めるようになってきました。「学習と教育」と一言でいっても、その内容、目的は様々。またそれぞれの環境、価値観によってその道はさらに細分化され広がりをみせます。
親となり子育てをする立場になると、ますますこの意味を深く考えるようになりました。子育てを通じ「学習と教育」について考える時、私は以前マスコミにより報じられた「親学」というものを思い出します。昨今、大人たちの事情により子供たちを取り巻く環境は大きく変わり、また私たちの耳には日々多くの情報が飛び込んできます。この「学習と教育」に関する情報量も膨大なもの。出産をすると、どこからともなく早期教育に関するDMや電話勧誘が入ってきます。周りを見渡すと、早い方は妊娠中から早期教育というものをはじめ、生後数か月からいろいろな教育の場があちこちに存在します。そのような中、自分の子育ての方向性に不安を感じながら過ごされている方も多いのではないでしょうか。一昔前の子育てと、現代の子育ては大きく様変わりしています。核家族化、少子化などという社会背景も影響しているのでしょうが、最近では多くの親が子に対して大きな期待をかける傾向にあるようです。しかし、そんな中、親として子供と過ごす時間の中で見失ってはならないもの。周りの情報に翻弄されてはいけないものがあることを忘れないで欲しいと思います。「自分が親として何を一番大切に思い、この子に伝えたいのか。この子に教えたい本当の正義とは何か、真の幸せとは何か。」。それが各々のもつ親学だと思います。しかし親といえど、一人の人間。時には迷ったり悩んだり。そうやって、立ち止まりながら考えることも一つの親としての「学習と教育」なのだと思います。
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お稽古事を通じ学ぶこと
最近では、子供のお稽古事一つとっても、多種多様。子供が望むお稽古事を選ぶ方、またその子に合ったもの、将来役に立つものをというお考えの基にお稽古事を選ぶ方など、これまた人それぞれです。どのお稽古もそれぞれの特徴、有意性がありますが、どれに関してもある目標をそれぞれが見つけ、それに向かって一生懸命に頑張るということ!これが何より大事なことであり、それに向かって頑張る機会を与えることこそ、お稽古事をさせる大きな目的にあると思います。
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「学習」「教育」の形は、ほんとうに様々ですが、なぜ人は人間として生まれて来ると、学習と教育を繰り返すのか。それは一言では表せませんが、自分を含め、人を一人の人として思いやる力・認める力を育むため、どんなに苦しい時も自分の力で前に進む力を養うため、また人間が人間らしく生きる為に最も必要な自律心を養うためにあるのだと思います。それらの成長は、まずいろんな経験の中で、自らに自信と誇りをもつことなくしては育まれせん。ゆえに人は勉学だけならず、いろんな経験の中で、学習と教育を繰り返すのだと思います。
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